私は小鳥を飼っていて、毎晩放鳥の時間は楽しみの一つです。しかし、長い間放鳥せずに閉じ込めておくと、ほとんど飛べなくなってしまうようです。また以前、外が嫌いで、出してもすぐ歩いてケージに戻ってしまう鳥が知人の家にいたこともありました。
本来の力を封じられていると、筋肉も骨格も退化して、本来の能力を発揮できなくなってしまいます。
人間も同じです。
入院して、2週間も身の回りのことを一切自分でさせずに代行してしまうと、本当に寝たきりの状態になってしまいます。
逆に、事情により、上げ膳据え膳の介護施設を出ることになった高齢者の方が、なぜか急にぴんぴんと元気に戻った例も、枚挙に暇がありません。
よく飛べるようになるには、鳥かごから出して、自由に飛ぶ訓練をさせる以外ありません。
インプラントでは
つまり、実質的にもともと歯があったときと同じように戻れるのです。
なぜでしょう?
当然ですが、インプラントはかんでもびくともしません。
リンゴの丸かじりはもちろんのこと、日常の食事ではかなり硬い部類になる、
あわび、古たくあんなども問題なく食べることができます。
もう、他の人とちがう献立にしたり、外食で気を使ったりする必要はありません。
「食事とは、こんなに快適で美味しかったのか!」やってはじめて分かるのです。
お口は、食物の入口です。つまり、命の第一歩です。
ここにトラブルがあったら、まず間違いなく、全身に悪い影響が出ます。
当然ですが、本来お口は、取り外し式の物をつねに入れておくようにはできていません。それだけで、自律神経や精神面に対して大きな影響があるからです。
口の中にいつも入れている入れ歯やマウスピースは、いわば小鳥の自由を妨げる鳥かごなのです。
トップページでも示したように、削ってつめたりかぶせたりすると、その歯の寿命が 大幅に縮まります。
また、入れ歯ではバネをかけた歯や残りの歯の寿命が大幅に縮まります。
インプラントだけがこのようなことを回避できるので、他の歯の寿命も大幅に伸びます。
ここが重要です。
「力と歯ぎしり(クリック)」でも述べましたが、正しい位置、正しいバランスで、しっかり かめることが、どんなに健康のため、いや、命のために重要なのか。
入れ歯やかみ合せの悩みは、気がつかないうちに全身のゆがみを引き起こし、肉体面、メンタル面のさまざまなトラブルを引き起こすおそれがあります。
正しいインプラント治療は、歯を一部または全部失った多くの方にとって、今までにない別次元の体質・生活改善、いわばアンチエイジング(若返り)の可能性を大いに秘めた究極奥義でもある可能性が高いのです。
実際に、当歯科室を含め多くの医院で、インプラント治療のアンチエイジング効果が多数認められています。
急激に顔の色艶が・張りが増してきて若々しくなり、性格も行動的・前向きに変化していくのです。
服装もお洒落でセンスよく、色も明るくなり、旅行や会合などにも積極的に顔を出すようになります。
最近は多くの芸能人が、テレビなどでインプラント治療の体験を語るようになってきましたが、このような数々のメリットについては、今まであまり知られてきませんでした。
とくに「体に力が入り、元気が出てくる」については、非科学的な妄言、精神論だとし無視するどころか、否定的な論調が主流でした。
しかし、飛びたい鳥を外に出してやれば、すぐに飛べるように戻るのです。一刻も早く鳥かごから出して、大空に解き放ってあげる必要があります。
正しい位置、正しいバランスで、しっかりかめることが大事なのは当然です。
そして、入れ歯ではそれが不可能であることを、次項「"強靭化"のしくみ(クリック)」で動画で示します。